シュガーロード紀行 嬉野#003 豊玉姫神社

シュガーロード紀行 嬉野#003 豊玉姫神社

豊玉姫神社の参道は、嬉野の温泉街の中にある。
こんな感じで、住宅や商店に挟まれた長い参道が神社まで続いている。

参道を神社側から見たところ。

神社の縁起を記した看板。
豊玉姫とは乙姫様のことだったのか、と初めて知る。

「九州文化図録選書2 肥前佐賀路」には以下のような記述がある。

「豊玉姫神社由緒書」によれば、温泉の湧出する湯壺はもともと神社の敷地内にあり宮司の支配によるものであったとされ、宿場が蓮池支藩の領地となった後の明暦二年(1656)に藩の所轄となり、湯壺に多い屋根をかけ反映の浴場として整備されたと記されている。

この神社は嬉野の温泉と殊更深い関係があったことがわかる。
もともと社殿は別の場所にあったが、明治時代に現在の場所に移されたらしい。

お社にかけられた幕には鍋島杏葉。
看板にも書かれていたとおり、ここは藩主の祈願所でもあったので鍋島家の家紋が掲げてあるのだろう。

狛犬。ひげやたてがみの彫りこみ具合がとても細かい。

境内にある白いなまず様の像。このなまず様に水をかけながら祈願すると美肌になるらしい。
(勿論私もしっかり祈願してきた。)

参道の祠にも小さななまず様が祀られていた。

(来訪日:2017/11/26)

 豊玉姫神社




長崎街道 肥前佐賀路 (九州文化図録撰書 (2))