シュガーロード紀行 長崎#008 カステラ老舗巡り 松翁軒
思案橋の福砂屋の次に訪れたのが松翁軒。
本店は「公会堂前」電停で下車してすぐの場所にある。こちらは天和元年( 1681年)の創業。
1階が店舗、2階が喫茶室になっている。
この喫茶室がクラシックな内装でいい雰囲気の場所だったので、ここで休憩することにする。
注文した品が来るまで店内を見学する。
古そうな陶磁器なども展示してあった。カステラに関する本も色々置いてあるのでちょっと読んでみる。タイトルを忘れたけどカステラが日本に伝わった様子を描いた絵本は絵のタッチも素敵だった。
この日頂いたのはカステラとチョコラーテのセットとアイスティー。
チョコレート味のカステラは初めて食べたけどこれは美味しい。
カステラに使っているものと同じ卵や牛乳を使ったミルクセーキも気になったが、カステラセットでおなかがいっぱいになってしまったのであきらめる。
なお長崎のミルクセーキは、飲み物というよりスプーンを使って食べるシャーベットといった感じらしい。
階段部分にあるステンドグラスがとても綺麗だった。後で気づいたけど、この黄色はカステラの色だ。
この喫茶室は長崎に来た時にはまた立ち寄りたい。
喫茶室を出て1階の店舗へ。
おみやげの品を選ぶが、色々あって迷ってしまう。
さっき食べたチョコラーテがおいしかったので、それとチーズ味のカステラにした。小さめのサイズの商品もあるのが嬉しい。
同封されたお菓子のしおりによると、チョコラーテは明治年間に考案されたのだそう。
その頃の日本では、まだチョコレート自体が珍しかったのではないかと思う。
箱にはクラシックな女の子の絵が描かれているが、これはカステラの箱に描かれた男の子の絵と対になるようデザインされている。
松翁軒のカステラは、味も勿論美味しいけれど、パッケージや紙袋のデザインがとても品がよくて、つい手に取ってしまう魅力がある。
(来訪日:2017/06/04)
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