シュガーロード紀行 諫早#002 諫早神社

諫早市街を横切る長崎街道は、多良宿(現在の佐賀県藤津郡太良町)方面へ向かうことから多良通と呼ばれていたそう。
四面宮=今の諫早神社の前にある「四面河原の飛び石」が多良通の始点とされている。
諫早神社付近から本明川を見たところ。川を横切るように並んでいる石が「四面河原の飛び石」。
四面宮の縁起は聖武天皇の時代までさかのぼり、当時この地に立ち寄った行基が石祠を建てたのが始まりと伝わっている。
もとは神仏が一緒に祀られていたが、明治元年の神仏分離令により仏様は別のお寺に分離され、四面宮の名前も「諫早神社」と改称されたらしい。
狛犬の像はとても古いものらしく、表情も分からなくなるほど摩滅している。
境内には行基のお手植えとも伝えられているクスノキの巨木が多数あり、「諫早神社のクス群」として県の天然記念物にも指定されているとのこと。
クスノキがとにかく大きかった。
九州北部の神社を巡っていると、巨大なクスノキの御神木を頻繁に見かける。
クスノキの長生きして大きく育つ特性と、この地域の気候がクスノキに適していることがあいまってこういった御神木が多く存在するのだろう。
(来訪日:2017/07/16)
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