シュガーロード紀行 諫早#003 諫早の眼鏡橋
諫早神社から本明川沿いの道をさらに進んでいくと、諫早城跡がある。
現在は公園として整備されていて、その入口にあるのが眼鏡橋。
「眼鏡橋」と言えば長崎市内のものが有名だけど、諫早にもあるのは知らなかった。大きさで比較しても、長崎の眼鏡橋より諫早の眼鏡橋のほうが大きい。
この橋が造られたのは1839年(天保10年)。
もとは本明川に架けられていたけど、昭和32年に起こった諫早大水害の後、昭和36年にこの場所に移築されたそう。
看板の「眼鏡橋の概要」には面白いことが書いてある。
アーチ中央の基礎石の下に有明海の潟(ガタ)が深さ1mほど入っていました。
潟がクッションの役割をし、自身の揺れに併せて橋自体が多少揺れることで、揺れる力を吸収し、橋を衝撃から守るためと思われます。
(現在はコンクリート基礎に変更されています。)
潟の泥を免震素材として使おうと思いついた昔の人の発想はすごい。
近くの広場には諫早水害の慰霊碑や仏像もあった。
池にミニチュア版の眼鏡橋があるのを発見。
これは移設の際のシミュレーション用に作られたものらしい。
(来訪日:2017/07/16)
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