シュガーロード紀行 小倉#002 常盤橋周辺の旧街道

シュガーロード紀行 小倉#002 常盤橋周辺の旧街道

常盤橋は長崎街道だけでなく、唐津街道・秋月街道・中津街道・門司往還の起終点でもあり、言ってみれば江戸時代における九州の交通の頸動脈のような場所だった。


地図で見るとこんな感じ。
江戸でいうところの日本橋みたいな感じだろうか。

常盤橋周辺の旧長崎街道には、こんな標識が埋め込まれている。
あと戻りするかたちになるが、常盤橋の西側を街道の標識をたどってちょっと歩いてみたいと思う。

常盤橋の手前、室町の通りは道幅も狭く街道だった頃の面影が残っている。
(画面中央 奥に見えるのが常盤橋。)

「小倉縣廰ノ址」の石碑。小さい石碑なので気づかずに通り過ぎそうになった。

“縣廰”は県庁のこと。昔は小倉県というのものがあったらしい。調べてみたら明治四年から明治9年まで存在していた模様。
Wikipedia 小倉県


そのすぐ近くに、小倉県庁だった建物の一部も残っている。
今はお店が入居して営業していた。


ちょっと横道にそれたが旧長崎街道にまた戻る。

通り沿いにある建物の一角には「長崎街道ギャラリー」という展示コーナーもあり、発掘調査の際に出土した古銭や陶磁器などが展示されていた。日本各地、さらには海外の様々な陶磁器を見ることができる。

飯塚で見た黒ポストがここにもあった。

そしてここは長崎街道と唐津街道の合流点だった交差点。今では住宅の間の静かな通りとなっている。

(来訪日:2019/03/24)