シュガーロード紀行 塩田#001 八天神社

シュガーロード紀行 塩田#001 八天神社

嬉野から塩田へ向かう途中、八天神社に立ち寄る。

八天神社は「火の神」「火伏せの神」として、この地域で古くから祀られてきた神社だそう。
12月の例大祭ではお火たきが行われる。(なお八天神社という名前の神社は、他にも佐賀県内にいくつか存在する。)

長い参道の途中には2つの石橋が架かっている。


一つ目の石橋。

 

二つ目の石橋は眼鏡橋。
この橋は江戸時代の終わり、嘉永5年(1852年)から7年(1854年)にかけて作られたものとのこと。ゆるやかな曲線や欄干の造形も美しい。

参道の脇には川辺に降りる道があり、川には飛び石もあるので橋を下から見ることもできる。

下から見ると石が隙間なくきっちりと組まれていているのがわかる。

本殿前のちょっと変わった形の鳥居も目を惹く。
角柱状の石材が用いられているのも珍しい。扁額には「武徳」の文字が刻まれている。

お参りする前に手水舎で手を洗ったが、心なしか水がやや暖かく感じた。
この神社のご神体はお社の後ろにあるお山、もとは火山だったそう。

境内にはこの他にも水神様を祀った池があったり、山側には天狗様を祀るお社もあった。

ところで、参道の入り口横に小さな学校があったのだけど、その校庭に今では珍しい二宮金次郎像があった。顔立ちがなんだかとても「いい人」っぽい感じ。

(来訪日:2017/11/26)




長崎街道 肥前佐賀路 (九州文化図録撰書 (2))