シュガーロード紀行 熊本#003 SWISSのリキュールマロン

伝統的な和菓子とは別に、熊本に来た際に是非食べてみたいと思っていたお菓子がある。
熊本の老舗洋菓子店 スイスの「リキュールマロン」。熊本市民なら知らない人はいない程有名なお菓子とのこと。
お店のサイトの商品紹介ページ にはこう書かれている。
創業当時から製法を変えていない、言わずと知れたミドリの銀紙にくるんだバターケーキ。
生地に浸み込んだたっぷりのリキュールシロップ、県産の渋皮マロンが入ったバタークリームをサンドしてあります。きっと昭和のあの頃を思い出させてくれる一品です。
「昭和のあの頃を思い出させてくれる」というのが、どんな味か気になるところ。
スイスには喫茶スペース併設の店舗もあり、そこでリキュールマロンも提供されているそうなのでお店で食べることにする。
やってきたのは市街中心部の大きなアーケード街、上通りにあるお店。
お店の奥には広めのテラス席もある。天気もいい日だったので外でいただくことにした。
注文して待つこと数分、リキュールマロンが運ばれて来た。
緑色の包装紙を開けると嵩のある丸いケーキが姿を現す。
スポンジ部分には極限までリキュールシロップがしみこませてあり、その間には栗入りのバタークリームがたっぷりと挟まっている。よく冷やしてあることもあって何だかケーキとアイスの中間のような食感だった。
お酒に弱い人は酔ってしまうかもしれない…。加えてクリームの濃厚さもあって一度食べると忘れられない味。
昔から食べている熊本の人にとっては、ずっと変わらないこの味が懐かしさをも呼び起こすのかもしれない。
お店の創業時(1962年)から同じ製法で作り続けているのも何だか分かる気がする。
SWISS 熊本で最初の洋菓子(ケーキ)店 お菓子のことならスイス
(来訪日:2019/06/23)
-
前の記事
シュガーロード紀行 熊本#002 加藤清正と朝鮮飴(長生飴) 2019.06.25
-
次の記事
シュガーロード紀行 地図・目次・参考文献(随時更新) 2019.06.29